【S7最高2203】月牙天衝リザグロス【最終8位】
【構築経緯】
新環境が開幕したシーズンであり、環境の中心が定まっていなかったため環境に存在するほとんどの並びに不利を取らないことを意識して組んだ。
そこで圧倒的な受け辛さと対面性能を誇る耐久振り@ 眼鏡を主軸とすることにした。
しかしカプ・テテフと環境最強の一角であるとの偶発対面が出来てしまうとPTが崩されてしまいかねない。
そこでそれらに後投げから確実に一回の行動が保証されるを採用。
この2匹では等の鋼を交えたサイクルに相手にしたとき後手に回ってしまうためそれらに対して強引な崩し性能を持ったをメガ枠とした。
ここまでの並びで辛い+等のタイプ受けサイクルや環境トップのメガ枠であるに強めなを裏のメガ枠に採用。
ここまでの並びでは対炎に不安が残る。
そこで炎タイプ全般に対面から大きな圧力を与え、が止められてしまうを纏めて崩すことが出来きる激流をZ枠として組み込んだ。
最後にこの5体で重いへの解答及びがカプ・テテフが相手のメタグロスと対面したときの引き先の一つとして@スカーフを採用した。
副産物としてサイコフィールドと合わせて環境に多めの+をほぼ完封することも出来た。
【単体紹介】
特性:猛火→硬いツメ
実数値:153-200(252)-131-×-106(4)-152(252)
メガ枠
剣舞で強引に崩していく動きとニトロチャージで抜いていく動きを臨機応変に使い分けることが出来る。
このポケモンで鋼タイプを崩してカプ・テテフを通す動きが非常に強力であった。
炎が通らない鋼である入りサイクルに選出する場合は、相手の裏を見てから剣舞逆鱗で無理矢理崩してテテフを通すかテテフで削ってリザードンを通すか判断する。
また、メガ前のタイプから相手のにサイキネを強要させるためを無償降臨させることも出来る。
終盤に増加した受けループにはこのポケモンでかなり有利に立ち回ることが出来た。
ランドロス@突撃チョッキ
性格:呑気
特性:威嚇
技構成:地震、とんぼ返り、岩石封じ、めざめるパワー(氷)
実数値:195(244)-165-156(252)-125-102(12)-99
ちょっと変わったランドロス。
SM環境ではB補正をかければ特化せずともある程度余裕を持ってに後投げすることが出来たため、物理耐久と最低限の特殊耐久の両立が可能であった。
しかし、USMからミミッキュZが登場したことにより後無げを安定させるためにはほぼHBに振り切ることが必要になってしまった。
そこでミミッキュZを耐える物理耐久と役割遂行に必要な特殊耐久を両立させるために突撃チョッキを持たせた。
これによって+1ミミッキュZは勿論のシャドーボールZ+かげうちやのヘドロウェーブ+ドラゴンZを耐えることが可能となり、クッションとしての性能を底上げすることが出来た。
リザードンがどちらでも対面から勝てるようになるのも魅力。
突撃チョッキを持たせているため毒やビルドアップ等の補助技を採用出来ないのでミラーやボーマンダに起点にされるのを回避するためにめざ氷を採用。
実際にランドロスにランドロスを後投げするプレイングをされることが多く刺さりは良かった。
めざパ採用のためSラインを落としているが岩石封じで準速ミミッキュまでは抜けるためあまり気にならなかった。
むしろミラーや対面で下から蜻蛉返りをうち、安全に対面操作できるメリットのほうが大きいように感じた。
カプ・テテフ@こだわりメガネ
性格:控えめ
特性:サイコメイカー
技構成:サイコキネシス、サイコショック、ムーンフォース、めざめるパワー(炎)
実数値:175(236)-×-116(164)-166(4)-148(100)-116(4)
この構築の軸
H-Bライン...216メガボーマンダの捨て身タックルを87.5%で耐え
H-Dライン...222メガゲンガーのヘドロ爆弾を75%で耐え
ここまで耐久に割くことによって等倍ならば特殊物理共にだいたい耐えることが出来るようになり、非常に高い対面性能を実現した。
基本的に裏にクッションを置いてから初手に出して数的有利を取れるように動かす。
対面に余裕があるときは積極的に裏を読んでムーンフォースやめざ炎押していた。
めざめるパワー(炎)を気合玉に変更すればナットレイだけではなくヒードランに対しても高い負荷を与えることが出来るが命中が不安定であるということ、そもそもヒードランに対してはサイキネを対面から2発以上撃てることから採用を見送った。
ランドロスのとんぼ返りから負荷を与えたり、メガ枠と合わせて役割集中的な動かし方が出来たりと臨機応変な使い方が出来る万能ポケモンであった。
性格:陽気
特性:クリアボディ→硬いツメ
実数値:155-197(252)-170-×131(4)-178(252)
普通のメタグロス
数値受けがいないPTや相手のメタグロス入りに対して裏を絡めることによって圧倒的な強さを誇った。
また、最強の運勝ち製造ポケモンであり、無理な並びもこいつで誤魔化して拾えることが多かった。
が構築にいないが、入りサイクルが特に重めであったのとリザードンとテテフが炎打点を持っていることからで詰むケースはそこまでないと判断しアームハンマーではなく雷パンチを採用。
ゲッコウガ@水Z
性格:臆病
特性:激流
技構成:ハイドロカノン、熱湯、水手裏剣、身代わり
実数値:147-×-88(4)-155(252)-91-191(252)
対炎兼メタグロスが止まるポケモンの崩しとして採用。
物理受けに繰り出し、身代わりで補助技を透かしつつか激流圏内に入れて殴っていく動きが非常に強力であった。
また身代わりによって自発的に激流を発動させることによってなどの強力なポケモンに対面から勝てるようになる。
また、変幻自在と異なり悪タイプが残るためリザードンと相手のカプ・テテフの対面での比較的安定した引き先にもなる。
相手のカバリザテテフグロス等にはメタグロスよりもリザードンを選出したほうが有利を取れることが多いためこの動きはかなり多用していた
冷凍ビームを切っているが撃ちたい相手はほぼ裏で対応出来るためあまり気にならなった。
性格:意地っ張り
特性:ビーストブースト
技構成:リーフブレード、スマートホーン⇔叩き落とす、聖なる剣、サイコカッター
実数値:135(4)-256(252)-151-×-51-161(252)
を後ろから止める枠
また、+メガのような並びに対してテテフから展開することによって初手にどのポケモンが来てもかなり有利に対応することが出来る。
リーフブレードでカプ・コケコをゲッコウガの手裏剣×2圏内にいれたりアーゴヨンをサイコカッターで高乱数で落とすために意地っ張りで採用していたが、ミラーや準速スカーフゲッコウガを考慮すると陽気のほうが良かったかもしれない。
ミミッキュへの遂行技としてスマートホーンを採用していたがリフブレで十分威力が足りていること、ほとんどのミミッキュは逃げることから終盤は叩き落とすと入れ変えながら使っていた。
叩き落とすは後投げされやすいクレセリアのゴツメやギルガルドの残飯などを無効化することが出来、ダメージレースを有利に進める上で非常に便利だった。
上からランク無視の聖なる剣を撃てるためやの簡易的な対策にもなる。
スカーフ持ちでありながら剣舞Z型の崩し性能の高さが印象的であるため安易な数値受けの後出しを許さない点は非常に強力であると感じた。(バレてるとめっちゃ弱い)
【結果】
くぼたいとROM
最終2203
Vasto Lorde ROM
最終2103