【最終1位】獄炎ザシラキヌオー【S24シングル】
【構築経緯】
"キョダイゴクエン"+A特化ザシアンで机上論殆どのサイクルを破壊できると感じ、キョダイリザードン+ザシアンの並びからスタート。
A特化ザシアンでは速い剣舞ザシアンの起点にされてしまう他、相手のメタモンにコピーされた時にPTが壊滅しかねないので、ザシアンへの後投げから試合のテンポを握っていける"欠伸"ヌオーを地面枠として採用。
上記の3体ではサンダーやカイオーガ等の特殊ATが非常に重いため、それらに選出段階から圧力をかけていけるラッキーを採用した。
ここまでで重めなバドレックスやネクロズマへの雑な対策枠、相手のPTが崩しに寄っている時に出す対面の駒として襷枠に一撃ウーラオスを選択。
最後に補完としてムゲンダイナ絡みの受け構築やエスバオーガ等を攻撃的に対策する枠として拘り鉢巻を持たせたドラパルトを採用した。
【使用構築】
【個体解説】
リザードン@命の珠
性格:臆病
特性:猛火
実数値:153-×-99(4)-161(252)-105-167(252)
イベルタルに"ダイジェット"&"キョダイゴクエン"を撃ちたい+サンダーと偶発的に撃ち合う展開になったときに拾える試合を増やすため臆病CS珠。
"キョダイゴクエン"、"ダイジェット"の媒体として最大火力を出せる"ブラストバーン"、"暴風"と"ダイウォール"の媒体となり、ダイマ終了後に相手のダイマを枯らしつつ猛火"ブラストバーン"で大きく削っていける"身代わり"は確定。
ヒードランの被選出率が少なく、今期はラグラージ+ザシアンの並びが非常に多かったのでサブウェポンには"ソーラービーム"を選択した。
"キョダイゴクエン"という技が非常に強力で、ダイマックスが相手のラッキーやバンギラス等に止められた場合でもゴクエンを残すことにより、裏のザシアンが止まらない状況を作り出すことが出来る。
相手が特殊受けを切って死に出しからザシアン受けを展開してきた場合は、裏の受け駒を絡めたTODの勝ち筋も視野に入るので安易に切らない事が重要。
ザシアン@朽ちた剣
性格:意地っ張り
特性:不撓の剣
技構成:巨獣斬、じゃれつく、ワイルドボルト、電光石火
実数値:195(220)-244(252)-135-×-135-173(36)
A:ヌオーをゴクエンスリップ込み"じゃれつく"×2で飛ばす+有象無象に対する"巨獣斬"+"電光石火"のリーチを伸ばすためにA特化
H-D:217黒バドレックスのアストラルビット耐え
S:準速エースバーン+2
純粋な単体性能で見れば間違いなく最強のポケモン。
一致技でダイマックスに特攻を持てる"巨獣斬"とスリップダメージと合わせてヌオーを崩していける"じゃれつくは"確定。
サブにはこちらのダイマックスが相手のダイジェットアタッカーに打ち負けた時等の切り返しとして使用できる"電光石火"とイベルタル構築への相性関係を明確に有利とするためイベルタル+ドヒドイデの並びに刺していける"ワイルドボルト"を選択した。
ウーラオス@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
技構成:インファイト、暗黒強打、カウンター⇔挑発、不意打ち
実数値:175-200(252)-120-×-81(4)-149(252)
A:受けにきたサンダーを落とせる確率を上げるため特化
襷枠。
バドレックスや日食ネクロズマの他、カイオーガ+エースバーン、ウーラオス等の前のめりな並びに対面選出をするための駒として採用。明確な役割対象は存在しないが、襷を盾に有象無象に対する切り返しが出来る点はマッチングに左右されやすいこのルールでは非常に優秀だった。
ラッキー@進化の輝石
性格:呑気
特性:自然回復
技構成:地球投げ、卵産み、歌う、ステルスロック
実数値:345(156)-×-62(252)-×-138(100)-49 ※S個体値0
H-D:194サンダーの珠ダイジェットを3耐え
S:出来る限り後攻で歌いたいため最遅
誤魔化し範囲が最も広い特殊受け。
存在するだけで相手のダイマックスを抑制できるのが強力。
削りとして最も安定する"地球投げ"とヌオーの"欠伸"と合わせて相手のサイクルに負担をかけていける"ステルスロック"は確定。
"歌う"はムゲンダイナやサンダー、バドレックス等の強力な特殊ATに対して安全に攻め駒を着地させる他、不利構築を相手にした時や不利な状況に陥った時に運ゲを仕掛けることが可能。
ヌオー@食べ残し
性格:腕白
特性:天然
技構成:地震、自己再生、守る、欠伸
実数値:202(252)-105-150(252)-×-86(4)-55
ザシアン受け兼メタモン対策。
"欠伸"を撃つだけでアドバンテージを稼げる他、ステルスロックを絡めて崩すルートを取らせないため持ち物は残飯で確定。
"守る"はダイマ枯らしや何かを無理やり寝かせてザシアンを通す択を咎めるために採用。
攻撃技に"地震"を採用することによってザシアンの処理速度が上がる他、ダイアースによるD上昇で詰めていく展開も取れるようになる。
ドラパルト@拘り鉢巻
性格:意地っ張り
特性:すりぬけ
技構成:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、大文字、不意打ち
実数値:163-189(252)-95-108-96(4)-194(252)
A:ラキヌオーを楽に崩すため特化
崩し枠。
ムゲンダイナやバドレックスの身代わりを咎めるためにすりぬけで採用。(ランドロスが重いためクリアボディも視野に入る)
上記のラッキーと合わせてリザードン+ザシアンの選出が難しい構築を崩して貰う。
ムドーや鉄壁ナットをダイバーンで崩すために"大文字"を採用。
【基本選出】
・対ザシアン:リザードン(明らかに相手の崩しが弱いときはラッキー)+ザシアン+ヌオー
・対イベルタル:リザードン+ザシアン@1(メタモンがいるときは出来るだけヌオーを投げたい)
・対カイオーガ:ドラパルト@2(ラッキー、ウーラオス、ザシアンから選択)
対バドレックス(黒):リザードン(相手に明確な特殊受けがいる場合はザシアンorドラパルト)、ラッキー、ウーラオス
対ムゲンダイナ:ドラパルト+ラッキー@1
【重いポケモン】
珠ランドロス、珠エースバーン、バシャーモ(型の匿名性により安易にヌオーを投げられないため)
【結果】
TN くぼたいと 最終1位
100勝25敗
TN Mt.Battle 最終3位
78勝20敗
【最終6位】無難風スタンダード【S10シングル】
皆さんお久しぶりです。新環境になったのと久々にいい感じの順位でシーズンを終える事が出来たので記念に記事を書きました
【構築経緯】
今期は積極的にサイクルを回すことが難しいと感じたため、サイクル要素は少なめに抑え、対面性能の高いポケモンを集めたスタンダードな構築を選択。
しかし、純粋なスタンパでは相手的にも試合プランが立てやすく、選出と択で試合がほぼ決まってしまうパターンがかなり多かったので、ポケモンのパワーを維持しつつ、相手視点から見えにくい勝ち筋を織り込むことを意識。
【単体紹介】
特性:猛火
性格:臆病
技構成:ブラストバーン、暴風、竜の波動、原始の力⇔身代わり
実数値:153-×-99(4)-161(252)-105-167(252)
ダイマ枠。
明確な特殊受けがいない場合の制圧力が凄まじく、ダイマックスを通せた時はかなり簡単に試合を決める事が出来た。
ただし、このポケモンはパッチラゴンやマリルリ、アシレーヌ等のKP上位とダイマックスを切りあった場合ほとんど何も出来ずに負けてしまうという欠点がある。
そのためリザードンを選出したいPTにそれらのポケモンがいた場合は後述のモロバレルやウーラオスと同時に選出し、相手に先にダイマックスを切らせた上で展開する事を心がけていた。
技構成は一致技最大威力の"ブラストバーン"、"暴風"、パッチラゴンに撃つ"竜の波動"は確定。
"ソーラービーム"は撃つ場面がほぼ無いと感じていたため、ラス1の枠はミラーやヒートロトムに刺せる"原始の力"とピクシーやブリムオンのダイマックスを確認してから動ける"身代わり"を入れ替えながら使っていた。
アシレーヌ@拘りスカーフ
特性:激流
性格:臆病
実数値:155-×-95(4)-178(252)-136-123(252)
C:ムーンフォースが無振りDMパッチラゴンに64%~
単位性能が高い+読まれにくいスカーフ枠。
アシレーヌの弱点であるSの遅さを克服したことにより、パッチラゴンの竜技や鉢巻ウーラオスの水悪闘技に投げる等の柔軟な立ち回りが可能となっている。
このポケモンの存在により多くの相手にイージーウィンを拾うことが出来た。
採用当初はアイアントを倒すための"ハイドロカノン"やウーラオスのダイマックスを見てから動ける"フリップターン"を入れていたが、終盤にかけてドヒドイデやモロバレルが増殖してきたので最終的にはこのような構成に落ち着いた。
特性:不可視の拳
性格:意地っ張り
技構成:暗黒強打、インファイト、不意打ち、毒突き
実数値:175-200(252)-121(4)-×-80-149(252)
A:暗黒強打が無振りパッチラゴンに38%~
個人的に最も単体性能が高いと思っている襷枠。
A特化にする事でアシレーヌの"ムーンフォース"と合わせて"暗黒強打"で無振りDMパッチラゴンを確定で倒せる様になる。
"毒突き"は主にアシレーヌやニンフィア、マシェードへの打点として採用した。
あまりしたくはない立ち回りではあるが、一応パッチラゴンの"電撃嘴"+"毒突き"で珠DMピクシーを落としたりも出来る。
パッチラゴン@ラムの実
特性:はりきり
性格:陽気
技構成:電撃嘴、逆鱗、けたぐり、燕返し
実数値:165-152(252)-111(4)-×-90-139(252)
状態異常を絡めてきそうな構築(バレルゲンガー等)に対してイージーウィンを拾うためにラムナックルで採用。
相手視点でパッチラゴンミラーはDドラグーンorスカーフ逆鱗で突っ張らざるを得ない場合がかなり多いので、パッチラゴン対面でスカーフアシレーヌに引いてウーラオスで突破すると襷とこちら側のDM権を残したまま試合を始められる事が多かった。
ドサイドン@突撃チョッキ
特性:ハードロック
性格:意地っ張り
技構成:地震、ロックブラスト、角ドリル、馬鹿力
実数値:205(116)-194(132)-151(4)-×-107(252)-61(4)
H-D:C187ポリゴンの適応力珠Dアタック(150)が~50.2%
電気の一貫切り兼ポリゴンZのダイアタックに投げる用のポケモン。
このポケモンの存在が相手のパッチラゴン使いの手元を狂わせ、前述のアシレーヌの前で多くのパッチラゴンが何もせずに死んでいく事がかなりあった。
"角ドリル"はウーラオスやパッチラゴンで崩し切る事が難しいマタドガス入りサイクルやモジャンボ入りを崩すために採用。
"馬鹿力"はヒトムナットに一貫する打点として採用したが、副産物としてサザンドラへの安定した打点となったり、DM時に積み技として使えたり等かなり便利だった。
モロバレル@黒いヘドロ
特性:再生力
性格:図太い
実数値:219(236)-×-134(252)-105-103(20)-50
クッション枠。
リザードンやドサイドンが水タイプと対面した時に投げるポケモン。
終盤はこのポケモンに対するメタが半端じゃなかったので"光合成"を切って"守る"を採用した。
これにより交代際に相手のマリルリや水ウーラオスにダイジェットを撃たれたとしてもある程度の誤魔化しが効く。
また、リザードンが相手のダイマックスを強要しやすいため、そこにモロバレルを合わせてダイマックスを枯らすと言った使い方も出来る。
"光合成"はナットやミラーでtodする時くらいしか欲しいと思う場面がなかったの外してもそれほど困らなかった。
【選出】
リザードン+ウーラオス+モロバレル(DM+襷+クッション/リザードンが通っているときは基本的にこの選出)
パッチラゴン+アシレーヌ+ウーラオス(DM+襷+スカーフ/対バレルカビやゲンガー入り、ハピラキヌメルゴン等の特殊受け入り)
リザードン+ドサイドン+モロバレル(DM+サイクル /対パッチラゴン入りタイプ受けサイクル)
アシレーヌ+ドサイドン+モロバレル(スカーフ+サイクル/フェアリーの一貫がある構築への選出 状況に応じてDMを切る)
パッチラゴン+ドサイドン+モロバレル(崩し+クッション/対受け構築 輝石サイドンにけたぐりを当てることが出来ればだいたい勝てる)
【結果】
TN くぼたいと 最終6位
【最終6位】獄炎ミミカビドラパ【S5シングル】
皆さんお久しぶりです。
"アレ"のせいで最悪のタイミングになってしまったのですが、久しぶりに納得のいく構築を組むことが出来たのでほぼ自己満で構築記事を書きます。
【構築経緯】
シングルでサンパワーリザードンを思うように扱えず、センチメンタルでダブルバトルをプレイしていたところキョダイゴクエンという技が非常に強力である事に気付き、シングルでもワンチャンあると信じてキョダイリザードンを採用した。
【コンセプト】
キョダイリザードンで数的有利を取り、ゴクエンを残しながら後ろのミミカビ(ドラパ)で詰める。
【単体紹介】
特性:猛火
性格:臆病
技構成:火炎放射、暴風、竜の波動、奮い立てる
実数値:153-×-99(4)-161(252)-105-167(252)
火力もSも削りたくなかったのでCS。142珠ミミッキュのDホロウ確定耐えまで振っても良かったかもしれない。キョダイゴクエンという技が非常に強力で、死に際に撃つことによりミミッキュで縛れる範囲を伸ばしたり、通常のダイジェットエースが辛いみがわりチイラミミッキュを咎められたり等通常のダイマエースとは異なった勝ち筋を生み出す事が可能。
カバドリに対して《ドラパルト、ミミッキュ等に相手カバルドン後投げ→リザードン投げから奮い立てる→キョダイゴクエンで処理→Dウォールで後続ドリュウズの襷を潰しながら砂をからして処理》というムーブを成立させるためこのような持ち物と技構成に。
竜の波動は主にパッチラゴン、オノノクスにDドラグーンを撃つために採用。あと単純に追加効果のAダウンが強い。
※暴風を採用している理由について質問が多かったので追記
簡潔に言うとDジェットの威力をあげるためです。確かにエアスラッシュはダイマックスしないかつ上から撃つ場合の威力期待値が高く、安定した打点となりますが、このポケモンを選出する場合は基本的にダイマックス前提となるのでDジェットの威力を優先しました。具体的には皮が無くなって珠ダメージが入ったミミッキュを確定で落とし切れるようになったり等の恩恵があり、間違った選択ではないと思っています。
では何故炎技の火力はあげてないのかと言うと、ダイマックス同士の撃ち合いに使う技は圧倒的にDジェットが多く、キョダイマックス技はどちからと言えば後続にスリップダメージを残すと言った意味合いが強いからです。
撃ち合いに勝つ前提であれば相手を倒すターンか倒した後のターンにゴクエンを撃てた方が理想的であるため、火力を過剰に求める必要はないと判断しました。また、火炎放射よりDバーンにした時に威力が上がる特殊技は大文字、オーバーヒート、ブラストバーンの3つがあるのですが、この3つのどれかを採用してしまった場合非ダイマ状態でミミッキュの皮を安定して剥がせる技が無くなってしまいます。
以上の理由からこの様な構成となりました。
ドラパルト@拘りスカーフ
特性:すりぬけ
性格:控えめ
技構成:流星群、シャドーボール、蜻蛉帰り、呪い
実数値:167(28)-×-117(172)-165(236)-96(4)-171(68)
H-B:142珠ミミッキュの+2かげうちを15/16耐え
C:11n
S:+2無補正252パッチラゴン+2、だいたいのみがわり竜舞ドラパルトを抜けるライン
初手要員+スイーパー+詰め筋。いろいろと役割を持ち過ぎたポケモン。後述の残飯カビゴンと合わせる事でダルマ入りに対して比較的安全に立ち回る事が出来る。
欠伸残飯カビゴンと組ませる関係上相手の身代りドラパルトの鬼火に対して後投げしたいので物理型ではなく特殊型で採用。霊技にラグがない点も優秀だった。
スカーフ特殊ドラパルトでは珍しく?炎技を切っているが、リザードン、ダルマ、カビゴン(は諸説)がナットレイに対して有利を取れるため特に気にならなかった。それよりも呪いが詰め筋として非常に強力で、リザードンのゴクエンと合わせる事により2ターンで相手のHPを5/6削る事が可能となる。
自主退場によって過剰ギャラドスに展開させない点もかなり優秀。
カビゴン@食べ残し
特性:厚い脂肪
性格:腕白
技構成:ヘビーボンバー、地割れ、守る、欠伸
実数値:267(252)-130-128(252)-×-130-51(4)
最も広い範囲に出せる(と自分が思っている)カビゴン。ミミッキュに強気に出るためにヘビーボンバーを、ラス1カビゴンピクシーに詰められる事を防ぐために地割れを採用した。
終盤にかけてメタが厳しくなっていったが、シンプルにクッションとしての性能がズバ抜けているためリザードン、ドラパルト、Wロトムによって隙を埋める事でどのようなPTに対しても機能させる事が出来た。
守るを採用する事により後投げからほとんどのポケモンのダイマックスを枯らす事が出来る他、ゴクエン呪いのスリップも稼げるようになり、PTのコンセプト上かかせない存在となっている。
あと眠りターンとか地割れで上振れた時のパワーがヤバすぎる。
ミミッキュ@命の珠
特性:化けの皮
性格:陽気
技構成:ゴーストダイブ、じゃれつく、かげうち、剣の舞
実数値:131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
ストッパー+詰め筋。
ドリュウズを抜きたかったのとカビゴンへのダメージを意識して最速AS珠。スリップダメージを入れる技と非常に相性が良く、先にゴクエンや呪いを入れておく事によってほとんどのポケモンをゴーストダイブ+かげうちで縛る事が可能になる。
また、カビゴンの欠伸展開からダイマックスエースとして動かす事も可能。
基本的に文句の付けようがない性能なのだが、ラスワンで同じ構成のミミッキュが対峙すると地獄絵図になるのでそこだけ嫌い。
ヒヒダルマ@拘り鉢巻
特性:ごりむちゅう
性格:陽気
技構成:氷柱落とし、地震、馬鹿力、蜻蛉帰り
実数値:181(4)-192(252)-75-×-75-161(252)
アシレーヌ+ナットレイ+ヒートロトム等の低速タイプ受けサイクルを崩す駒。また、カビゴンや後述のロトムと合わせる事によってキョダイマックスラプラスに対して圧倒的に優位を取れる。
シンプルに威力期待値が段違いなのとダイマキッスを落として貰うために冷凍パンチではなく氷柱落としを採用。外しに泣く場面も多かったが、怯みのお陰で拾えた試合もまあまああったので間違った選択では無かったと思う。
地震はアシレーヌ、ドヒドイデをワンパンする用とドラパルト、ラプラス、カビゴンに一貫する打点として採用。馬鹿力はカビゴンやロトムをワンパン出来るのとシンプルに命中安定の高火力技として使える点を評価して採用した。
蜻蛉返りは構築段階ではドリュウズの襷を潰すために採用していたのだが、何故かノータイムで突っ込んでくるスカーフドリュウズが多くて毎日泣き叫んでいた。でもロトムとの申し訳程度のトンボルサイクルが出来たのはちょっとだけ強かった。
ウォッシュロトム@カゴの実
特性:浮遊
性格:図太い
実数値:157(252)-×-159(140)-131(44)-128(4)-115(68)
H-B:187ドリュウズの地震15/16耐え
S:速めのラプラス抜き(これより速いラプラスは切っていた)
ここまでのポケモンで重いアーマーガア、ウォーグル、エースバーン等を見るために採用。
役割集中やドヒドイデで無理矢理毒を入れて受け回すといった方法でこのポケモンを見ている人が非常に多かったので眠るを採用。
眠るは単なる回復ソースの他に疑似的なDウォールとしても使用する事が可能で、相手のダイマターンを1ターン消費させながら詰めていく立ち回りも出来たりする。
ミミッキュのいない欠伸カビゴン入りは呪いやゴクエンを入れたカビゴンに対してこのポケモンを展開する事によりほとんど安定して詰める事が出来た。
【選出】
基本選出(対スタンパ):リザードン+カビゴン+ミミッキュorドラパルト
対受け攻めスイッチ的なやつ:ヒヒダルマ+カビゴン+ミミッキュ(過剰にナットレイを恐れない事が重要)
対受け回し:ヒヒダルマ+ロトム+カビゴン(カビゴンかヒヒダルマで無理矢理1体持って行ってロトム+カビゴンでTOD)
【結果】
群狼ロム 最終6位
Easy revengeロム 最終87位
【S16使用構築】発狂リザグロスアーゴヨン
【構築経緯】
一貫さえ作れれば竜Zアーゴヨンが世界で一番強いと思ったのでアーゴヨンを介護する構築を組んだ
【単体紹介】
リザードン@ナイトY
控えめH44B252C92D4S116
技構成:火炎放射、めざ氷、ニトチャ、気合玉
アーゴヨンを見せるとバンギラスやヒードランが嬉しそうな顔をして出てくるので気合玉を当てる。マンダに突っ張りたかったのでB振り。
ランドロス@バンジ
呑気HB252D4
技構成:地震、めざ氷、ステロ、蜻蛉
物理受け兼ステロ撒き。カビゴンに吹き飛ばしがなく、身代わりビルドランドに勝てないので岩石ではなくめざ氷
カビゴン@フィラ
慎重@h244B252D12
技構成:捨て身、欠伸、地震、リサイクル
普通のカビゴン。グロス軸やリザードン軸と殴りあってもらいたかったので2ウェポン。
アーゴヨン@竜Z
臆病H20B4C220D12S252
技構成:流星群、大文字、ヘドウェ、悪巧み
普通のアーゴヨン。ラッキーの投げ3耐え。こいつを頑張って通す。通せなかったらじゃんけんを頑張る。
メタグロス@ナイト
意地H204A116B4D4S180
技構成:思念、地震、バレパン、グロパン
ステロを撒いたあとに最速じゃないリザードンを縛って欲しかったので準速100族まで抜けるようにした。火力を削っているが、ステロで充分補える範囲。ガルドグロスクチートを倒すために地震を採用。
カプ・レヒレ@ウイ
臆病H228C36S252
技構成:熱湯、ムンフォ、瞑想、身代わり
相手のレヒレガルドに弱くなさそうなのとカビゴンでは激流ゲッコウガに勝てないので採用。熱湯でテッカグヤを焼くと基本イージー。
【結果】
こっから負けまくった
【第3回Boss Rush 1位】悪鬼滅殺リザグロス
リザードン@メガストーンX
性格:意地っ張り
特性:猛火→硬い爪
技構成:フレアドライブ、ドラゴンクロー、瓦割り、竜の舞
実数値:167(108)-198(236)-132(4)-×-108(20)-138(140)
A-11n
H-ゴツメダメージ最小
H-D→C200テテフのサイキネを93.7%で耐え、C222メガゲンガーの状態異常祟り目を62.5%で耐え
S-準速レヒレ抜き
メガ枠。
受け回しはカプ・レヒレやメタグロスで充分崩せるのでナットドランやバンギバレルのようなタイプ受けサイクルに刺すために竜舞瓦割りで採用。
ミストフィールド+リフレクターが展開された状態で有利対面を作れた場合、後投げされたボーマンダの前で舞うことが可能になるため、レヒレとの相性もいい。
ランドロス@バンジの実
性格:呑気
特性:いかく
技構成:地震、毒々、めざ氷、蜻蛉返り
実数値:196(252)-165-156(252)-125-101(4)-99
ミミッキュやその他物理に対する切り返し。
後述のレヒレとの相性も考えるとビルドでもいい気がするが、相手のランドロスやカビゴンに不安が残るため毒めざ氷で採用。
ゲッコウガ@達人の帯
性格:臆病
特性:変幻自在
技構成:悪の波動、冷凍ビーム、めざめるパワー(電)、みがわり
実数値:147-×-87-155(252)-92(4)-191(252)
対レヒレマンダガルド用ポケモン。
草Zで使うことも考えたが、空かされた際にレヒレがかなり怪しくなってしまう点とレヒレと同時選出の機会が非常に多い点から、Z無しで近い範囲を見れる帯めざ電で採用。
珠でない理由は択ゲーで削り殺されることと、持ち物バレを防ぐため。
副産物としてテッカグヤやドヒドイデにも強く出れるようになった。(Hドヒドイデが丁度確二)
また、地味にダメージをずらすことで相手のサザンや悪波に受け出されたモロバレルを冷凍ビームで落としたりも出来る。
みがわりを見せると基本的に何かしらのZが警戒されるため、同時選出したレヒレのカプZがよく通った。
カプ・レヒレ@カプZ
性格:臆病
特性:ミストフィールド
実数値177(252)-×-136(4)-115-150-150(252)
技構成:自然の怒り、ムーンフォース、挑発、リフレクター
このポケモンでメガ枠の一貫を作ることを意識する。
メガ枠をサポートするためのリフレクターと激流ゲッコウガや相手のレヒレに対する遂行技としてのムーンフォースを優先的に採用しているため、水技を切っている。
実際にしおみずがあれば楽になる試合もあったが、それが原因で負けたことはなく、リフレクターやムーンフォースのおかげで勝てた試合のほうが遥かに多かった。
メタグロス@メガストーン
http://kobayashitx.hatenablog.jp/entry/2019/02/11/195141←調整はこちらから
技構成:アイアンヘッド、雷パンチ、グロウパンチ、バレットパンチ
怒りリフレクターカプ・レヒレとの相性がとてもいい。
カプZや怒りで荒らした後にリフレクターを貼ってからこのポケモン死に出しする動きが非常に強力だった。
またグロパン+バレットでロップを確殺出来るため、ロップカグヤに対してグロウパンチが安定択になる。
悪Z以外のみがわりゲッコウガにも強め。
ヌオーに対する役割集中のためアイへ→思念でも良かったかもしれない。
ミミッキュ@気合いの襷
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
技構成:じゃれつく、シャドークロー、かげうち、剣舞
実数値:131(4)-156(252)-100-x-125-148(252)
ストッパー兼相手のミミッキュ対策。
非常に高い対面性能を持っているが、物理受けに対して無力なので、メタグロスやリザードンで相手の物理受けを無理矢理突破してからこのポケモンを出す。
身代わりハイパービームゲッコウガ
ゲッコウガ@ノーマルZ
臆病CS252B4
破壊光線、悪の波動、奮い立てる、身代わり
S15で使用したゲッコウガ。
マンダガルドやゲッコウガ受けをカモりまくる型。
有利対面や毒ガルドの前で身代わりを押し、奮い立てることによって相手のPTをめちゃくちゃに出来る。
相手がレヒレ+ギルガルドのようなタイプ受けでゲッコウガを見てくる場合はそのまま奮い立てて勝ち。
カビゴンやポリゴン2のような数値受けで見てくる場合は悪波を撃って引き、+1Z圏内に入ったタイミングで突然奮い立てて勝ち。
一応素ノマZでもサザンドラやアーゴヨン、特殊耐久にガッツリ割いてないリザX程度ならワンパン出来るため、対面性能もそこそこ高め。
以下+1破壊光線Zの与ダメ
177-150 カプ・レヒレに98.8%~(93.8%でワンパン)
187-140 メガフシギバナ 同上
157-162 ドヒドイデに103.1%~(確一)
266-143 カビゴンに68.7%~(悪の波動2回後にワンパン)
191-115 ポリゴン2に80.1%~(悪の波動1回後にワンパン)
171-150 メガギャラドスに102.3%~(確一)
197-130 メガボーマンダに102.5%~(確一)
【S14使用構築】カプ・レヒレ虐待スタン【最高2158】
【構築経緯】個人的に対面寄りの選出の中では一番パワーが高いと思っている襷ゲッコウガ+Zミミッキュ+メガの並びからスタート。
激流ゲッコウガでは中盤から終盤にかけて増殖したカプ・レヒレに負荷を与えることが難しく、どうしても後手に回ってしまう。
そこで見えないルートでカプ・レヒレ等の水タイプを処理した後にゲッコウガを通すことを意識して取り巻きを選んだ。
【単体紹介】
リザードン@メガストーンX
性格:意地っ張り
特性:猛火→硬い爪
技構成:フレアドライブ、逆鱗、雷パンチ、竜の舞
実数値:167(108)-198(236)-132(4)-×-108(20)-138(140)
A→11n、+1雷パンチでH164までのカプ・レヒレを確定一発
H-ゴツメダメージ最小
H-D→C200テテフのサイキネを93.7%で耐え、C222メガゲンガーの状態異常祟り目を62.5%で耐え
S:準速レヒレ抜き
メガ枠。
メガリザードンXは剣舞か鬼火が主流であるため、竜舞は殆ど読まれることがなく、思わぬ勝ちを大量に拾うことが出来た。
剣舞ではなく竜舞である理由は雷パンチで水タイプを崩した後に裏のポケモン(メタグロス、ミミロップ、ゲンガー等)に縛らることを防ぐため。また、火力のあるカプ・レヒレは+1でもワンパンすることが出来、火力のないレヒレはリザードンに対する遂行速度が遅いため複数回舞うチャンスがあるという考えから。
この考えは正解で基本的に後投げされたレヒレには殆ど勝利することが出来た。
ランドロス@バンジの実
性格:呑気
特性:いかく
技構成:地震、毒々、めざ氷、蜻蛉返り
実数値:196(252)-165-156(252)-125-101(4)-99
リザードンやメタグロスのSラインの関係で対ミミッキュに不安が残るため、安定して後投げ出来る枠として採用。
相手のランドミミに対して後投げから切り返すためにめざ氷と蜻蛉返りは必須。
ゲッコウガが見えただけで選出を躊躇ってしまうのが弱い。
ゲッコウガ@気合の襷
性格:臆病
特性:激流
技構成:熱湯、悪の波動、冷凍ビーム、水手裏剣
実数値:147-×-87-155(252)-92(4)-191(252)
普通の3W襷ゲッコウガ。
3枠目として毒や挑発も採用候補であるが、激流を見せた時点で相手のボーマンダが突っ張ってくれることが少なくなく、特殊耐久に厚く降ったメガボーマンダが減少傾向にあることから、今期は冷凍ビームが入れ得であると感じた。
悪の波動は重めのギルガルドやメタグロスへの勝率を引き上げるために必須。
メガやZで場荒らした後に襷を残したこのポケモンを通す動きが非常に強力だった。
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
技構成:じゃれつく、影うち、剣の舞、挑発
実数値:155(196)-143(156)-117(132)-×126(4)-119(20)
ゲッコウガ、リザードンと相性のいいZ枠。
技構成の関係上リザードンで崩すのが難しいカビゴンやカバルドンに強く出るために挑発を採用。
重いメガリザードンXやアーゴヨン等のストッパーも兼ねる。
また、後述のZ枠を通すための見せポケとしても機能した。
ギャラドス@ヒコウZ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
技構成:滝登り、とびはねる、身代わり、竜の舞
実数値:175(36)-194(252)-100(4)-×-121(4)-128(212)
ゲッコウガが止まるカプ・レヒレ、スイクン、オニシズクモ等の水タイプやミミッキュが呼ぶモロバレル、ドヒドイデ等を崩す枠。
ゲッコウガに強めなのも高評価。
また、一定数存在したリザミミガッサ等の対面構築も他のポケモンで相手の襷や皮を剥がすことで半壊まで持っていくことが出来る。
メガ枠を2枚採用していたためZが読まれてしまうことが多かったのが反省点。
メタグロス@メガストーン
性格:意地っ張り
特性:クリアボディ→硬い爪
技構成:思念の頭突き、アームハンマー、雷パンチ、バレットパンチ
実数値:171(124)-216(252)-172(12)-×-141(84)-135(36)
A→特化
H-D→222メガゲンガーのシャドホ耐え
補完のメガ枠。
主にフシギバナ入りやロップカグヤ、ギャラ顎に選出する。
ゲンガー等と撃ち合えるよう特殊耐久に厚く振った。ここまで特殊耐久に割くことにより、メガ前でカプ・レヒレのドロポンに受け出せるようにもなる。
激流ゲッコウガに対するバレットパンチのダメージ、このポケモンを選出したいフシギバナ入りやロップ入り等にエアームドやヌオーが存在した時の勝率を意識して火力に振り切った。
【結果】
くぼたいとロム最高2158
Vasto Lordeロム最高2116
どちらも最終死亡