【最終6位】獄炎ミミカビドラパ【S5シングル】
皆さんお久しぶりです。
"アレ"のせいで最悪のタイミングになってしまったのですが、久しぶりに納得のいく構築を組むことが出来たのでほぼ自己満で構築記事を書きます。
【構築経緯】
シングルでサンパワーリザードンを思うように扱えず、センチメンタルでダブルバトルをプレイしていたところキョダイゴクエンという技が非常に強力である事に気付き、シングルでもワンチャンあると信じてキョダイリザードンを採用した。
【コンセプト】
キョダイリザードンで数的有利を取り、ゴクエンを残しながら後ろのミミカビ(ドラパ)で詰める。
【単体紹介】
特性:猛火
性格:臆病
技構成:火炎放射、暴風、竜の波動、奮い立てる
実数値:153-×-99(4)-161(252)-105-167(252)
火力もSも削りたくなかったのでCS。142珠ミミッキュのDホロウ確定耐えまで振っても良かったかもしれない。キョダイゴクエンという技が非常に強力で、死に際に撃つことによりミミッキュで縛れる範囲を伸ばしたり、通常のダイジェットエースが辛いみがわりチイラミミッキュを咎められたり等通常のダイマエースとは異なった勝ち筋を生み出す事が可能。
カバドリに対して《ドラパルト、ミミッキュ等に相手カバルドン後投げ→リザードン投げから奮い立てる→キョダイゴクエンで処理→Dウォールで後続ドリュウズの襷を潰しながら砂をからして処理》というムーブを成立させるためこのような持ち物と技構成に。
竜の波動は主にパッチラゴン、オノノクスにDドラグーンを撃つために採用。あと単純に追加効果のAダウンが強い。
※暴風を採用している理由について質問が多かったので追記
簡潔に言うとDジェットの威力をあげるためです。確かにエアスラッシュはダイマックスしないかつ上から撃つ場合の威力期待値が高く、安定した打点となりますが、このポケモンを選出する場合は基本的にダイマックス前提となるのでDジェットの威力を優先しました。具体的には皮が無くなって珠ダメージが入ったミミッキュを確定で落とし切れるようになったり等の恩恵があり、間違った選択ではないと思っています。
では何故炎技の火力はあげてないのかと言うと、ダイマックス同士の撃ち合いに使う技は圧倒的にDジェットが多く、キョダイマックス技はどちからと言えば後続にスリップダメージを残すと言った意味合いが強いからです。
撃ち合いに勝つ前提であれば相手を倒すターンか倒した後のターンにゴクエンを撃てた方が理想的であるため、火力を過剰に求める必要はないと判断しました。また、火炎放射よりDバーンにした時に威力が上がる特殊技は大文字、オーバーヒート、ブラストバーンの3つがあるのですが、この3つのどれかを採用してしまった場合非ダイマ状態でミミッキュの皮を安定して剥がせる技が無くなってしまいます。
以上の理由からこの様な構成となりました。
ドラパルト@拘りスカーフ
特性:すりぬけ
性格:控えめ
技構成:流星群、シャドーボール、蜻蛉帰り、呪い
実数値:167(28)-×-117(172)-165(236)-96(4)-171(68)
H-B:142珠ミミッキュの+2かげうちを15/16耐え
C:11n
S:+2無補正252パッチラゴン+2、だいたいのみがわり竜舞ドラパルトを抜けるライン
初手要員+スイーパー+詰め筋。いろいろと役割を持ち過ぎたポケモン。後述の残飯カビゴンと合わせる事でダルマ入りに対して比較的安全に立ち回る事が出来る。
欠伸残飯カビゴンと組ませる関係上相手の身代りドラパルトの鬼火に対して後投げしたいので物理型ではなく特殊型で採用。霊技にラグがない点も優秀だった。
スカーフ特殊ドラパルトでは珍しく?炎技を切っているが、リザードン、ダルマ、カビゴン(は諸説)がナットレイに対して有利を取れるため特に気にならなかった。それよりも呪いが詰め筋として非常に強力で、リザードンのゴクエンと合わせる事により2ターンで相手のHPを5/6削る事が可能となる。
自主退場によって過剰ギャラドスに展開させない点もかなり優秀。
カビゴン@食べ残し
特性:厚い脂肪
性格:腕白
技構成:ヘビーボンバー、地割れ、守る、欠伸
実数値:267(252)-130-128(252)-×-130-51(4)
最も広い範囲に出せる(と自分が思っている)カビゴン。ミミッキュに強気に出るためにヘビーボンバーを、ラス1カビゴンピクシーに詰められる事を防ぐために地割れを採用した。
終盤にかけてメタが厳しくなっていったが、シンプルにクッションとしての性能がズバ抜けているためリザードン、ドラパルト、Wロトムによって隙を埋める事でどのようなPTに対しても機能させる事が出来た。
守るを採用する事により後投げからほとんどのポケモンのダイマックスを枯らす事が出来る他、ゴクエン呪いのスリップも稼げるようになり、PTのコンセプト上かかせない存在となっている。
あと眠りターンとか地割れで上振れた時のパワーがヤバすぎる。
ミミッキュ@命の珠
特性:化けの皮
性格:陽気
技構成:ゴーストダイブ、じゃれつく、かげうち、剣の舞
実数値:131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
ストッパー+詰め筋。
ドリュウズを抜きたかったのとカビゴンへのダメージを意識して最速AS珠。スリップダメージを入れる技と非常に相性が良く、先にゴクエンや呪いを入れておく事によってほとんどのポケモンをゴーストダイブ+かげうちで縛る事が可能になる。
また、カビゴンの欠伸展開からダイマックスエースとして動かす事も可能。
基本的に文句の付けようがない性能なのだが、ラスワンで同じ構成のミミッキュが対峙すると地獄絵図になるのでそこだけ嫌い。
ヒヒダルマ@拘り鉢巻
特性:ごりむちゅう
性格:陽気
技構成:氷柱落とし、地震、馬鹿力、蜻蛉帰り
実数値:181(4)-192(252)-75-×-75-161(252)
アシレーヌ+ナットレイ+ヒートロトム等の低速タイプ受けサイクルを崩す駒。また、カビゴンや後述のロトムと合わせる事によってキョダイマックスラプラスに対して圧倒的に優位を取れる。
シンプルに威力期待値が段違いなのとダイマキッスを落として貰うために冷凍パンチではなく氷柱落としを採用。外しに泣く場面も多かったが、怯みのお陰で拾えた試合もまあまああったので間違った選択では無かったと思う。
地震はアシレーヌ、ドヒドイデをワンパンする用とドラパルト、ラプラス、カビゴンに一貫する打点として採用。馬鹿力はカビゴンやロトムをワンパン出来るのとシンプルに命中安定の高火力技として使える点を評価して採用した。
蜻蛉返りは構築段階ではドリュウズの襷を潰すために採用していたのだが、何故かノータイムで突っ込んでくるスカーフドリュウズが多くて毎日泣き叫んでいた。でもロトムとの申し訳程度のトンボルサイクルが出来たのはちょっとだけ強かった。
ウォッシュロトム@カゴの実
特性:浮遊
性格:図太い
実数値:157(252)-×-159(140)-131(44)-128(4)-115(68)
H-B:187ドリュウズの地震15/16耐え
S:速めのラプラス抜き(これより速いラプラスは切っていた)
ここまでのポケモンで重いアーマーガア、ウォーグル、エースバーン等を見るために採用。
役割集中やドヒドイデで無理矢理毒を入れて受け回すといった方法でこのポケモンを見ている人が非常に多かったので眠るを採用。
眠るは単なる回復ソースの他に疑似的なDウォールとしても使用する事が可能で、相手のダイマターンを1ターン消費させながら詰めていく立ち回りも出来たりする。
ミミッキュのいない欠伸カビゴン入りは呪いやゴクエンを入れたカビゴンに対してこのポケモンを展開する事によりほとんど安定して詰める事が出来た。
【選出】
基本選出(対スタンパ):リザードン+カビゴン+ミミッキュorドラパルト
対受け攻めスイッチ的なやつ:ヒヒダルマ+カビゴン+ミミッキュ(過剰にナットレイを恐れない事が重要)
対受け回し:ヒヒダルマ+ロトム+カビゴン(カビゴンかヒヒダルマで無理矢理1体持って行ってロトム+カビゴンでTOD)
【結果】
群狼ロム 最終6位
Easy revengeロム 最終87位